津波戸山 2017.12.11

つわどさん・529.4m




山麓より見る津波戸山(左)。

歩行距離 4.3km
所要時間 2時間35分
累積標高差 (+) 475m  (-) 475m
コース 駐車場12:25 → 登山口12:45 → 水月寺奥院13:35 → 津波戸山13:50
→ 水月寺奥院14:10 → 登山口14:45 → 駐車場15:00 



久しぶりに3日ほど自宅でゆっくりと休んだ後、仕事で大分県に行く機会が出来たのでその機会を利用して大分県の山に登ることにする。目的地大分市の途中にある国東半島には岩がごつごつとした奇岩怪石の信仰の山々があり興味深い。その中の山でまずは津波戸山に登ることにする。宇佐ICで高速道路を降り、国道10号線を走り、JR西屋敷駅を少し過ぎたあたりで国道を外れ狭い農道に入る。途中温泉宿であった廃屋を過ぎ、すぐに海蔵寺前にある駐車場に到着する。駐車場の案内板によれば弘法大師八十八箇所巡りがあるという。全ての霊場を回るには危険箇所を通らなければいけないので、奇岩怪石の中央の安全な登山道を登ることにする。

寒波が押し寄せ、冷たい強風が吹くなか準備を整える。冬の登山に少し厳しさを感ずるようになってきて、止めてしまおうかと思うような時がある。年齢とともにやる気が減少してきている・・・。少し風邪気味で気分が優れないが元気を出して行こう。しばらく舗装道の上っていくと前方に津波戸山らしき山が見えてくる。かなり険しそうだ。民家を左手に過ぎると登山口がある。

登山口に入り緩やか上りの登山道を歩いて行きしばらくすると左手に旧海蔵寺跡がある。帰りに寄ることにして先に進む。ため池を通り過ぎ、最初の鎖場ある岩場を通過すると道は険しさを増してくる。両側には奇岩鋭鋒が迫り、その間の沢のような道をよじ登っていく。ところどころに番号が刻んである石仏が目に付くようになる。大きな奇岩鋭鋒の周りの狭い道を進むと広場(大師堂跡)があり、そこに目を大きく見開いた目立つ石像がある。弘法大師修行立像である。広場の前に夫婦岩という狭い岩峰の間を抜けると更に道は険しくなり谷筋のような道になる。道の途中に西岩尾根に行く分岐がある。急登の間にある水月寺奥院(避難所)まで達する。大きな岩屋の中に立てられた奥院のすぐとなりに硯石水 (けんせきすい)があり岸壁の隙間からわずかな清水が湧いている。

道は岸壁の急登になり張ってある鎖を頼りに登っていく。岩場を登り切ると広い尾根道に出る。左に折れ緩やかな上りを先に進むと展望所があり、南南東方向に180度の大展望が大展望が広がる。南東方向には鶴見岳、由布岳、九重連山等の山々が、南西方向には奇岩怪石が見える。よく見る奇岩怪石の上には登山道がある場所があり、いくつかの石仏のようなものが見える。かなりスリルのありそうな道のように見える。更に尾根道を進み津波戸山山頂に達する。最近どの山に行っても他の登山者に会うことが少なく寂しい。わざわざ寒い冬山の低山に登に来る中高年はいないのか・・・。

来た道を引き返し、転ばないように慎重に谷筋を下り下る。下山途中、旧海蔵寺跡に立ち寄ってみる。石垣の階段を上っていくと境内の広場に出る左手に小さいお堂があるだけだ。 無事、駐車場まで下り、今日の宿泊地である別府温泉に向かう。


海蔵寺近くの駐車場に車を置き出発する。風が強い。

津波戸山は信仰の山である。

駐車場横の民家の前にはいろいろな物が置いてある。

駐車場にある案内板。山の中にミニ霊場・弘法大師八十八箇所巡りがある。中央の安全な登山道を登ることにする。


駐車場から見る津波戸山とは反対側の西方向の風景。

しばらく舗装道を歩く。

前方の視界が開け山が見えてくる。

・・・

舗装道から津波戸山(左端)を見る。その隣のピークが展望所と思われる。

津波戸山登山口に達する。

登山道に入りしばらくすると左手に旧海蔵寺跡がある。

旧海蔵寺跡のお地蔵様。

旧海蔵寺跡にある解説


石垣の沢を横切る。


最初の鎖場を通過する。
岩の急登を登る→


十四番・霊場ごとに石仏があるようだ。

弘法大師修行立像(大正7年安置)

十五番霊場

弘法大師修行立像の場所から狭い岩の間を抜ける。

その反対側・夫婦岩と呼ばれている。

岩頭の間の急登を登る。

五十四番霊場

岩屋がある。

急登が続く。

水月寺奥院(避難所)に達する。

水月寺奥院のすぐ隣にある「仁聞の硯石水」。

鎖をつかみ最後の急登を登りきる。

尾根道にでる。

緩やかな尾根道を行く。

展望所に達する。

展望所からは南南西180度の大展望が広がる。


鶴見岳(左)、由布岳(中央)と九重連山(右)を見る。


右側の山は雲ヶ岳(647m)と御許山(653.9m)


南東側眼下に奇岩怪石、その向こうに華岳(592.8m)を見る。


奇岩怪石。歩いてきた登山道はその間にある。

奇岩怪石

奇岩怪石の上に少し危ないような登山道が見える。

津波戸山山頂(529.4m)に到着する。

津波戸山山頂にて。

下山途中右側の樹林の隙間から国東半島らしき風景を垣間見る。

下山途中、旧海蔵寺に立ち寄る。

旧海蔵寺境内

登山口まで戻ってくる。

登山口にある靴型の植木鉢

津波戸山を振り返る。

今日も無事駐車場に帰着する。




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